上位交差性症候群について

“姿勢が悪い“と言ってもね、どこがどの程度姿勢が悪いのか分かりにくい。今回は上半身に絞って話を進めたい。上位交差性症候群は3つの要素で成り立っている。
①前方頭位。これは頚椎の自然な前弯が失われストレートネックで頭の位置が前になっている状態で、頭痛や椎間板症の原因。高齢者では嚥下機能低下に繋がりやすいので要注意!
②肩甲骨前傾。この状態が引き起こすのは、肩関節の可動域制限やインピンジメント(肩を上げると、ある角度で引っ掛かる)、そして胸郭出口症候。
③胸椎後弯。背中の丸まりが強くなる。腹圧が低下して呼吸に関わる筋力が上手く働かなくなり、当然酸素吸入量も減少し身体の回復が遅れる。
簡単に見た目だけで言うと、顎、頸と肩が前に出る。背中が丸まり、お腹が出るといった感じ。
しかしながら見た目の悪さ以上に、それにより引き起こされる機能低下や上記の症状が心配なのですね。

私たちの治療方針の立て方は、使い過ぎで硬く短縮している筋肉に対して抑制をかけて、機能低下して上手く働かない筋肉に対して促通してスイッチオンにします。また肩甲骨と肩関節、胸椎には骨格矯正を行いあるべき場所に納めるようにして行きます。
実際には治療後は見た目よりも機能改善で治療の効果を感じる方が多い気がしますね。
以上、上位交差性症候群についての巻でした。
毎日懸命に治療をしています。身体の事で心配事や困っている事が有る方、いつでもご相談ください。