バレエ上達のために‥
バレエを習っているお嬢さんが、お母様に連れられて来院しました。下腿が過度に内反しているのが心配だと、また“お腹が引き上げられない”とも仰っていました。
診せていただくと、確かに多少の下腿内反は有るにせよ、変形と言うほどでは無く。バレエ動作の“お腹の引き上げ”も腹直筋や腹横筋を上手く働かせる事が出来ず骨盤を前傾させる代償動作をしていた様でした。
最初の下腿内反はバレエのアン・ドゥオールという大腿骨大転子を後ろに回旋させる動作がより出にくい事で意識していた様ですが、実際はそれより股関節周りの可動域制限が問題でした。臀筋や外旋6筋の柔軟性を引き出して行けば徐々に改善して行くでしょう。当該筋に対しストレッチとアクティベーターを行ないました。
“お腹の引き上げ”に関しては前述の通り脊柱から仙骨、尾骨までを真っ直ぐに使う事を心掛けてもらい、腹横筋や肩甲骨・肩関節周辺にアクティベーター治療を施しました。こういった問題に対しては自助努力も必要なので、股関節セルフストレッチや体幹補強の為のプランク、あと立ち方の補正補強にタオルギャザーもお願いしました。やってくれるとイイなぁ